読み方 : スノ

Suno

概要

Sunoとはテキストの指示文を入力するだけで、歌詞や伴奏、歌声を含む楽曲を自動生成するAI音楽生成サービス。同名の米AI企業(Suno社)が開発・運営している。専門的な作曲や演奏の知識がない利用者でも、短時間で完成度の高い楽曲を作れる。
Sunoのイメージ画像

利用者が曲の雰囲気やジャンル、テンポなどを文章で指定すると、大規模言語モデルLLM)と音楽生成モデルを組み合わせた仕組みにより、歌詞とメロディー、伴奏、歌声が一体的に生成される。歌詞を自分で用意することも、AIに作らせることも可能である。

対応するジャンルはポップスやロック、ジャズ、ヒップホップなど様々であり、ボーカルの性別や歌唱スタイルも指定できる。生成後は歌詞や音源の編集、曲の延長、部分修正などが行える。Webブラウザや専用アプリから利用できる。無料プランと有料プランがあり、有料プランでは生成できる曲数が増える他、商用利用が許可される。

2023年に一般公開され、生成AIによる音楽制作を広めた代表的なサービスの一つとなった。従来の作曲支援ソフトがメロディーや伴奏の生成を主な対象としていたのに対し、Sunoは歌声を含む楽曲全体を一つの流れとして生成できる。入力方法には短い言葉で指示する「シンプルモード」と、構成を細かく指定できる「カスタムモード」があり、後者ではイントロやサビといった展開も意図通りに組み立てられる。近年の更新では、既存の2曲を掛け合わせて新たな楽曲を生み出す「Mashup」、利用者自身の歌声を学習させてその声で楽曲を歌わせる「Voices」、独自の作風を反映させる「Custom Models」などの機能が追加されている。

Sunoの利用にあたっては著作権の面で注意が必要である。商用利用が許可されていることと著作権を取得できることは別の問題であり、AIが生成した音源は著作権保護の対象外とされるのが原則である。また、学習データに既存の楽曲を無断で用いたとして、大手音楽会社から著作権侵害を理由とする訴訟が提起されており、一部の権利者とはライセンス契約を結ぶ動きもあるものの、法的な議論は継続している。配信サービスなどで楽曲を公開する際には、AI生成である旨の開示が求められる場合もある。

(2026.7.27更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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