読み方 : スマイル

SMIL【Synchronized Multimedia Integration Language】

概要

SMILとは、音声や動画、画像、テキストなど複数のメディアを時間軸に沿って同期・統合するためのXMLベースのマークアップ言語。主にWeb上でのマルチメディア表現の向上を目指して1990年代後半にW3Cによって標準化された。
SMILのイメージ画像

各メディア要素の開始時刻や終了時刻、表示位置、再生順序などをXMLベースの構文で記述することで、複数のコンテンツを時間的・空間的に制御できる。例えば、動画の再生と同時に字幕テキストを表示したり、一定時間後に画像を切り替えたりする動作を定義できる。時間の流れを管理するためのタイミング要素や、画面レイアウトを定義する領域要素などが用意されている。

Webの普及初期におけるマルチメディア表現は、FlashやActiveXのような特定企業が提供する技術の方が優位で、SMILそのものはあまり利用されなかった。標準化も2008年のSMIL 3.0を最後に終結している。しかし、SVGのアニメーション機能にSMIL由来の記法が残っていたり、電子出版データの標準規格EPUBで読み上げ機能の同期技術として採用されるなど、一部の用途や技術では現在もその影響を見ることができる。

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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