読み方 : リモートデスクトップユーザーズ

Remote Desktop Users

概要

Remote Desktop UsersとはWindowsにあらかじめ用意されている組み込みのローカルグループの一つで、リモートデスクトップ接続を許可された利用者アカウントを収容するためのもの。このグループに登録された利用者は、リモートデスクトップが有効なコンピュータネットワーク経由でサインインできるようになる。
Remote Desktop Usersのイメージ画像

初期状態のWindowsでは、Administratorsグループとこのグループの双方にリモートデスクトップ接続の権限が与えられているが、Remote Desktop Usersグループに登録された利用者は初期状態では存在しない。従って、実質的には管理者権限を持つ利用者のみが接続できる状態になっている。

管理者権限を持たない一般の利用者にリモートデスクトップの利用を認めたい場合は、対象の利用者アカウントをこのグループに追加すればよい。Administratorsグループに所属していれば、このグループへの登録がなくても接続は可能である。得られる権限はリモートデスクトップ接続のみであり、システム設定の変更やソフトウェアの導入といった管理者権限を伴う操作は行えない。

このグループへの利用者の追加は、「ローカルユーザーとグループ」の管理ツールから行うほか、「システムのプロパティ」画面のリモートタブにある「ユーザーの選択」からも指定できる。設定の変更には管理者権限が必要である。またこのグループはコンピュータごとに存在するため、複数台を運用する環境ではコンピュータごとに設定する必要がある。Active Directoryを利用するドメイン環境では、ドメイングループをこのグループに登録し、その配下に利用者を所属させる運用が一般的で、グループポリシーを使って複数のコンピュータへ同じ設定を配布することも多い。

このグループへの登録は、管理者権限を必要としない利用者に対しても遠隔からの操作を可能にする一方で、システムへの広範な操作権限までは与えないという、必要最小限の権限のみを割り当てる考え方に沿ったものである。社内のリモートワーク環境やサーバの保守作業など、様々な場面で利用されている。なお、このグループに登録されていても、リモートデスクトップ機能自体が無効になっている場合や、ファイアウォールの設定など環境によっては接続できないことがある。

(2026.7.18更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。