読み方 : アールワンシーワンけいしき
R1C1形式【R1C1 reference style】
概要
R1C1形式とは、表計算ソフトにおいて、セルの位置を行番号と列番号の組み合わせで表す記法。2行目の3列目を「R2C3」のように書き表す方式で、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートなどで利用できる。

表計算ソフトでセルの位置を指定する記法としては、一般に「A1形式」がよく用いられる。これは、列をアルファベット(A、B、C…)、行を数字(1、2、3…)で表し、「B3」(2列目の3行目)のように列、行の順で英字と数字を組み合わせて位置を指し示す。
一方、R1C1形式では、列もアルファベットではなく数字で表現する。例えば、A1形式での「B3」は3番目の行、2番目の列を意味するが、R1C1形式では「R3C2」となる。「R」は「行」を意味する “row”、「C」は「列」を意味する “column” に由来する。Excelでは設定でR1C1形式に切り替えると、列見出しが A、B、C… から 1、2、3… に変わり、画面上のすべての参照がR1C1形式で表示される。
R1C1形式の特徴として、相対セル参照の表現がわかりやすい点が挙げられる。A1形式で相対参照を使った数式は、コピーすると参照先が自動的にずれるが、その変化量が数式を見ただけでは直感的にわかりにくい場合がある。一方、R1C1形式では、現在のセルから見た相対的な位置を角括弧 [ ] で明示する。例えば、「R[1]C[2]」という表記は「現在のセルから1行下・2列右」を意味し、参照のずれ量が数式から直接読み取れる。絶対セル参照の場合は角括弧なしで「R3C2」のように記述する。VBA(Visual Basic for Applications)やマクロを記述する場合、ループ処理で行番号、列番号を数値として扱う際にA1形式よりも扱いやすいという利点もある。