Power BI
概要

企業などで蓄積されたデータを解析してビジネスに有用な知見を見出すためのビジネスインテリジェンスツールの一つである。ExcelファイルやCSVファイル、データベース、Webサイト上の統計データ、クラウドサービス上のデータなど、様々な情報源(データソース)やデータ形式のデータを取り込み、整形や統合を行った上で分析に利用することができる。
データの加工にはETLツール(Extract/Transform/Load)の一種である「クエリエディター」と呼ばれる機能が用いられ、不要な列の削除、集計、結合などの前処理を視覚的な操作で実行できる。専門的なプログラミング技能などがなくてもデータ分析の下準備を行うことができる。
分析結果はグラフや表、地図、カード表示など様々な視覚的な形式でレポートにまとめることができる。レポートは単に静的に表示されるだけではなく、グラフの一部をクリックすると関連する他のグラフが連動して変化するといった操作可能(インタラクティブ)な性質を持っており、多角的なデータ分析を直感的に進めることができる。
レポートはダッシュボード上にまとめて表示することができ、経営指標や業績データを一目で把握することができる。フィルターやスライサーを用いて表示内容を動的に切り替えることができ、利用者自身が視点を切り替えて多角的に分析するできる。
個人利用向けのデスクトップ版「Power BI Desktop」、クラウド上で共有や共同作業を行う「Power BI サービス」、モバイル端末向けの「Power BI モバイル アプリ」などがあり、用途や規模に応じて利用形態を選択できる。クラウド版では、組織内でのレポート共有やアクセス制御が可能であり、データの更新も自動化できる仕組みが整備されている。自然言語による質問機能や機械学習との連携機能も備え、データ活用の幅を広げている。