読み方 : パフ

PUF【Program Urgent Fix】

概要

PUFとは、富士通のメインフレーム系ソフトウェアで用いられる修正データの一種で、緊急のプログラム修正モジュールのこと。通常の定期的なソフトウェア更新を待たずに、重大な障害や不具合に対して迅速に対処するために個別に提供される修正プログラムである。
PUFのイメージ画像

メインフレームは金融機関や官公庁、大企業の基幹業務システムなど、停止が許されない高可用性を求められる環境で稼働することが多い。こうした環境では軽微な不具合であっても業務への影響が甚大になる可能性があり、定期的なメンテナンスリリースや次回のバージョンアップまで修正を待つことが現実的でない場面が生じる。

PUFはそのような緊急性の高い問題に対して、通常のリリーススケジュールとは切り離した形で個別に提供される修正手段である。発行済のPUFを含む複数の不具合修正などをまとめて適用しやすいパッケージとして整理したものは「PTF」(Program Temporary Fix)と呼ばれる。オペレーティングシステム(OS)製品の定期的なアップデートではこれらの様々な修正が統合されて提供される。

PUFの適用にあたっては修正内容と適用手順を記載したドキュメントがあわせて提供され、システム管理者はその内容を確認したうえで本番環境への適用を判断する。メインフレーム環境では変更管理のプロセスが厳格に定められていることが多く、PUFの適用においても事前の検証環境での確認、変更管理委員会への申請、適用後の動作確認といった手続きを経るのが一般的な運用慣行となっている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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