読み方 : プロップファインドメソッド
PROPFINDメソッド【PROPFIND method】
概要

通常のHTTPでは、GETメソッドによってリソースの内容を取得できるが、ファイルのメタデータやフォルダの構造を効率的に一覧化する仕組みが備わっていない。PROPFINDメソッドはその不足を補う形で、WebDAV規格の一部として導入された。
リクエストのボディにはXML形式で取得したいプロパティ名を記述してサーバへ送信する。特定のプロパティだけを指定することも、利用可能なすべてのプロパティを要求することもできる。サーバはステータスコード「207 Multi-Status」でXML形式のレスポンスを返し、各リソースのURLとプロパティの値をまとめて応答する。
フォルダ(コレクション)を対象とする場合は、「Depth」ヘッダーによって取得する階層の深さを指定できる。「Depth: 0」であればそのリソース自身のみ、「Depth: 1」であれば直下の子リソースまで、「Depth: infinity」であれば再帰的に全階層を対象とする。これにより、ディレクトリ構造と配下のファイル属性をまとめて取得できる。
「WebDAV」はHTTPを拡張してWebサーバをネットワーク上の共有ドライブのように扱えるようにしたプロトコルで、ファイルの作成や編集、削除、移動といった操作をWeb経由で実現する。PROPFINDメソッドはその基本的な操作の一つであり、WindowsのWebフォルダー機能やmacOSのFinderによるサーバ接続など、WebDAV対応のクライアントがファイル一覧や属性情報を取得する際に広く用いられている。また、カレンダー情報を同期する「CalDAV」や連絡先情報を同期する「CardDAV」といった関連プロトコルにおいても、内部的なデータ連携の手段として利用されている。
(2026.7.8更新)