読み方 : ピック

PIC【Peripheral Interface Controller】

概要

PICとは、米マイクロチップ・テクノロジー(Microchip Technology)社が開発・販売しているマイクロコントローラ製品。CPUメモリ、入出力ポートなどが一つのICチップに収められており、電子機器の制御などに用いられる。
PICのイメージ画像

同社のワンチップマイコンのシリーズ名で、数ミリ角の小さなものから、多くのピンを備えた多機能なものまで、数千種類の製品群が存在する。CPUコア、プログラムメモリ、データメモリに加え、タイマーシリアル通信インターフェース、A/Dコンバータなどの周辺回路をワンチップに集積しており、単体で機器の制御機能を実現できる。

最初の製品は1975年に発売され、8ビット、16ビット、32ビットなど複数のアーキテクチャが展開されている。同社は古い時代の製品も生産を継続する方針のため、PICを搭載した古い機械の修理や保守なども行いやすく、顧客の信頼獲得に繋がっている。他社からPIC互換(クローン製品)のワンチップマイコンも販売されている。

開発にあたってはC言語などの高級言語アセンブリ言語が用いられ、専用の統合開発環境や書き込み装置を通じてプログラムを内部フラッシュメモリに書き込むことができる。用途や性能要件に応じて幅広い製品群から選択することができ、家電製品、産業機器、車載機器、IoT機器など幅広い分野で利用されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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