読み方 : オープンエーアイオーフォーミニ
OpenAI o4-mini
OpenAI o4-miniとは?

回答を出力する前に内部で段階的な推論プロセスを実行する。問題を分解しながら矛盾がないか確認しつつ、「思考連鎖」(CoT:Chain-of-Thought)と呼ばれる手順を踏んで解答を導く仕組みである。従来の小型モデルでは対処が難しかった論理パズルや複雑な数式、条件分岐の多いビジネス課題などでも高い精度を示す。前世代の「o3-mini」と比較して数学・コーディング・視覚的課題での精度が大幅に向上し、コスト効率の面でも上回るとされた。
ChatGPT内の各種ツールをモデル自身が自律的に選択、組み合わせて使用できる。Web検索、Pythonによるデータ分析、画像生成、ファイル解析などを必要に応じて呼び出し、通常1分以内に回答を生成する。利用者が個別に機能を指定しなくても、モデル側が状況に応じて適切な処理を判断する構成である。
文字と画像の両方を推論の過程で扱える「マルチモーダル」能力も備えている。写真やグラフ、ホワイトボード画像などを解析し、視覚情報を推論に組み込んだ上で回答を生成する。画像を拡大、回転、切り抜きしながら読み取る処理も導入されており、文章と画像を統合した解析に対応した。
2025年4月に無料版を含むすべてのChatGPT利用者およびAPIを通じて一般公開された。利用上限がo3より高く設定されており、高頻度での利用やAPIを経由した業務システムへの組み込みにも適していた。有料プラン向けには「o4-mini-high」という高精度な派生モデルも提供されていた。「oシリーズ」単体での開発・公開はOpenAI o4-miniで終了し、以降は同社主力の「GPT」シリーズの一部として機能が組み込まれている。