OpenAI Codex
OpenAI Codexとは?

同社のGPT系列の大規模言語モデル(LLM)をソフトウェア開発、プログラミング向けに調整したAIモデルが用いられている。利用者が自然言語による指示を与えると、機能追加やバグ修正、コードレビューなどを実行することができる。
利用者が所有するバージョン管理システムのリポジトリを読み込んだクラウド上のサンドボックス環境で作業を行い、ファイル編集やテスト実行、型チェックなどの処理を順に実施する。完了後は変更内容がコミットやプルリクエストとして提示され、開発者が内容を確認してから自分のリポジトリに組み込むことができる仕組みになっている。
従来のコード補完ツールが一行単位の生成を主としていたのに対し、Codexはコードベース全体を前提に複数ファイルの変更や設定の更新をまとめて行う。利用者は日本語や英語で仕様を説明するだけで、プロジェクト構成の作成や依存関係の設定、テストコードの生成などを依頼できる。
処理の進行状況やログも確認可能であり、途中で追加の指示を与えることで修正内容を反映した結果を再生成することもできる。設計から検証までを連続した作業として扱う運用が可能になっている。Python、JavaScriptをはじめとする主要言語のほか、特定のフレームワークやインフラ構築に関するコードにも対応する。
Codex自体はAIモデルであり、様々な環境から呼び出して利用することができる。Webブラウザで同社のAIチャットサービス「ChatGPT」から利用したり、Visual Studio CodeやJetBrainsなど統合開発環境(IDE)やコードエディタへ機能拡張として組み込んだり、同社が提供するWindows向けあるいはmacOS向けのデスクトップアプリ、あるいはコマンドラインインターフェース「Codex CLI」から直接利用することができる。
2026年4月には大規模なアップデートが実施され、Codexが利用者の画面を認識しながらデスクトップアプリを独自のカーソルで自動的に操作する「Computer Use」機能が追加された。あわせて、利用者の作業習慣や技術スタックを記憶し、過去の履歴を参照しながら長期的なタスクを継続する機能も導入されている。