読み方 : オーエスエフピー
OSFP【Octal Small Form Factor Pluggable】
概要

有線通信におけるトランシーバとは、光ファイバーケーブルや銅線ケーブルを通じてデータを送受信するための変換モジュールで、ネットワーク機器のポートに差し込んで使用する着脱式の部品である。
OSFPのモジュールは8つのレーンを持ち、各レーンで50Gbpsの信号を扱うことで合計400Gbpsを実現する。各レーンを100Gbps化することで800Gbpsへの対応も可能で、次世代の超大規模データセンターに向けた拡張性を備えている。1Uの前面パネルに最大36個のOSFPポートを実装できるとされ、高い実装密度も特徴の一つである。
DAC(Direct Attach Copper)やAOC(Active Optical Cable)にも対応するが、光トランシーバとしての利用が中心であり、シングルモード光ファイバーやマルチモード光ファイバーを使った長距離・短距離それぞれの接続形態に対応した製品が提供されている。
同じく400Gbps対応の規格として「QSFP-DD」(Quad Small Form-factor Pluggable Double Density)があり、OSFPとは競合する関係にある。QSFP-DDはQSFP系の既存フォームファクタとの後方互換性を持つ強みがあり、従来機器との混在環境を中心に広く普及している。
一方、OSFPはより大きな筐体サイズを採用することで放熱性能と電力供給能力に優れており、高出力の光エンジンを必要とする長距離接続や将来の800G対応に向いているとされている。OSFPを基盤として、さらに高密度化を図る「OSFP-XD」規格も策定されており、将来の1.6Tbps級伝送への対応も視野に入れた発展が続いている。