読み方 : オーエスシーピー

OSCP【Offensive Security Certified Professional】

概要

OSCPとは、米オフェンシブセキュリティ(Offensive Security)社が運営する、ペネトレーションテスト侵入テスト)の実践的な技能を認定する民間資格。知識だけでなく、実際にシステムへ侵入する能力を問う実技重視の試験として、サイバーセキュリティ業界で広く知られている。
OSCPのイメージ画像

試験は24時間に及ぶ実技形式で行われる。受験者は試験用の仮想ネットワーク環境に接続し、複数のターゲットマシンに対して脆弱性を自力で発見し、管理者権限の取得を目指す。試験終了後にはさらに24時間以内に、侵入手順や発見した脆弱性の詳細、その対策をまとめた技術報告書を提出しなければならない。

受験には同社が提供するトレーニングコース「PWK」(Penetration Testing with Kali Linux)の受講が前提となる。学習範囲としてネットワークサービスの調査、Webアプリケーションへの攻撃、バッファオーバーフローの悪用、権限昇格などがある。試験中はインターネット上の情報を参照することが認められており、暗記力ではなく未知の環境に対してその場で対処する応用力が試される。

OSCPはセキュリティ技術者の採用や評価において参照されることがある。管理・監査を中心とする資格や基礎知識を問う資格など、情報セキュリティ資格には様々な種類があるが、OSCPは攻撃技術の検証に重点を置いた実技中心の資格として知られる。近年では、サイバー攻撃の高度化を背景に、攻撃者と同じ視点でシステムの脆弱性を検証できる技術者の需要が高まっており、その育成手段の一つとして活用されている。

(2026.6.9更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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