読み方 : ノートブックエルエム

NotebookLM

NotebookLMとは?

米グーグル(Google)社が提供する、AIを応用した調査・学習支援ツール。利用者がアップロードした資料をAIが解析し、その内容に基づいて質問応答や要約、資料生成などを行う。一般的な生成AIのようにインターネット上の広範な情報を参照するのではなく、登録した文書やURLのみを情報源として処理する。
NotebookLMのイメージ画像

資料としてPDFテキストファイル、Googleドキュメント、Webページ、YouTube動画、音声ファイルなどを取り込める。複数の資料を一つの「ノートブック」にまとめて扱うことができ、資料全体を横断する形で自然文による質問ができる。AIは回答の根拠となる資料の該当箇所を引用して示すため、内容の裏付けを確認しやすい。

主な機能は、資料の自動要約チャット形式による質疑応答、論点整理、比較表やマインドマップの生成、クイズやフラッシュカードの自動作成などである。複数の資料から共通する項目を抽出したり、議事録や報告書の下書きを生成したりする使い方も広まっている。

情報源を登録済み資料に限定する仕組みは、AIが推測で補完する範囲を抑えるため、事実に基づかない回答が出力される「ハルシネーション」(hallucination幻覚)の抑制につながる。この方式は一般に「RAG」(Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれ、専門的な社内文書や学術資料を正確に扱う用途で有用である。大学生のレポート作成支援や企業の情報整理など、様々な用途で使われている。

音声・動画出力にも対応しており、登録資料の内容をラジオのトーク番組のような対話形式で解説する「音声解説」(Audio Overview)、ナレーション付きのスライド動画にまとめる「動画解説」(Video Overview)が利用できる。AIエンジンには同社の生成AIモデル「Gemini」が用いられている。Webブラウザおよびモバイルアプリから利用でき、Googleアカウントがあれば無料で使い始められる。処理回数や機能の上限を拡張した有料プランも用意されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。