読み方 : ネクストジェーエス

Next.js

概要

Next.jsとは、人気の高いJavaScriptライブラリであるReactをベースに構築された、Webアプリケーション開発のためのフレームワークの一つ。開発に必要な機能が標準で揃っており、高性能なサイトを効率よく構築できる。米バーセル(Vercel)社が開発を主導し、オープンソースとして公開している。
Next.jsのイメージ画像

通常のReactアプリはクライアントサイドで動作し、Webブラウザ側でJavaScriptを実行して画面を描画するため、初回表示に時間がかかったり、検索エンジンクローラーが内容を正確に把握できなかったりすることがある。

Next.jsは、サーバ側であらかじめページの内容を生成する「サーバーサイドレンダリング」(SSR)や、サイト構築(ビルド)時に静的なファイルを生成しておく「静的サイト生成」(SSG)といった手法を柔軟に使い分けることができ、高速な読み込みと優れた検索エンジン最適化(SEO)への親和性を実現する。

閲覧者からのリクエストをアプリ内の機能に振り分けるルーティング機能では、ストレージ上のファイルシステムを利用する仕組みを備え、特定のフォルダファイルを配置するだけで、自動的に新しいページURLが作成される。画像の最適化機能が標準で搭載されており、閲覧者のデバイスや画面サイズに合わせて最適な形式やサイズで画像を配信することができる。

最初のバージョンは2016年に発表され、コンテンツを重視するWebアプリケーションで人気のフレームワークとなった。個人運営の小規模サイトから、企業などの大規模なWebアプリケーションECサイトまで対応することができ、様々な用途で利用されている。なお、Next.jsに影響受け、Vue.jsベースで似た機能を実現したフレームワークに「Nuxt.js」がある。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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