Meta AI
概要

利用者はチャット画面に文章で指示を入力するだけで、質問への回答作成や文章の要約、翻訳、画像の生成や編集など様々な作業を行わせることができる。基本的な機能は無料で使うことができ、日常的な用途には十分な対話型AIサービスである。
動作の基盤となる大規模言語モデル(LLM)には変遷があり、当初は同社がオープンウェイトモデルとして公開する「Llama」シリーズが採用されていたが、その後、同社内のMeta Superintelligence Labsが開発した「Muse Spark」へ移行した。この技術基盤の刷新により、マルチモーダル機能が強化され、日常的な質問への回答精度も向上している。
近年のモデルでは、過去に使った写真を参照素材として保存して再利用したり、プリセットを使って手軽に画像の作成・編集ができる。トレンドの話題を取り込んだ生成や、スケッチや文字での指示に応じて即座に編集案を提示する機能も提供される。質問内容に応じて素早い回答とじっくり考えた回答を使い分けられる仕組みが導入されている。
同社はVRヘッドセットの「Oculus」シリーズでも知られており、Meta AIも専用のスマートグラスと連携して動作させることができる。音声による操作に対応し、視界に映る周囲の状況を認識してレストラン情報などを案内するといった機能が提供される。ライブ翻訳機能では英語や日本語、中国語、韓国語など多数の言語に対応しており、旅行や日常会話の場面でも活用されている。
Meta AIは2023年に米国で提供が始まり、その後対応する国や地域を順次拡大してきた。日本では2025年11月から段階的な提供が開始され、FacebookやInstagram、Messenger、WhatsAppなどで利用できるようになった。「Meta One」と呼ばれる有料プランも一部地域で試験的に提供されており、認証バッジやAI利用枠の拡大といった特典が提供される。