読み方 : マカフィー

McAfee

概要

McAfeeとは、情報セキュリティ関連のソフトウェアやサービスを開発・販売する米企業、またはその主力製品のブランド。現在は個人・家庭向けのオンライン保護サービスに重点を置き、ウイルス対策やフィッシング詐欺対策、個人情報保護、VPNなどの機能を統合した製品を提供している。
McAfeeのイメージ画像

米シマンテック(Symmantec)社(現Gen Digital)や日本のトレンドマイクロと並ぶ業界大手であり、「マカフィーリブセーフ」や「マカフィートータルプロテクション」などの製品が広く知られる。パソコンやスマートフォンをウイルスや不正なプログラムから保護する機能に加え、危険なWebサイトへのアクセス防止やパスワード管理の機能も備える。

かつては企業向けのファイアウォールや侵入検知システム、SIEM(Security Information and Event Management)、クラウドセキュリティ、暗号化ソフトなども幅広く手掛けていたが、法人向け事業は2021年に分離され、同業の米ファイアアイ(FireEye)社の事業と統合されたのち、2022年にトレリックス(Trellix)社として発足した。現在のマカフィーは、主に個人利用者向けのセキュリティ対策ソリューションを指す。

歴史

マカフィーの起源は1987年、ジョン・マカフィー(John McAfee)氏が創業したマカフィー・アソシエイツ(McAfee Associates)にさかのぼる。日本市場には1997年、国内のウイルス対策会社を買収する形で参入した。同年、米ネットワーク・ジェネラル(Network General)社と合併してネットワーク・アソシエイツ(Network Associates)となったが、2004年に社名をマカフィーへ戻している。

2011年には半導体大手インテル(Intel)社に買収されて完全子会社となり、一時は「インテルセキュリティ」(Intel Security)ブランドとして展開された。2017年には株式の過半が投資ファンドへ売却されてインテルの傘下を離れ、独立企業として再出発した。

2021年11月には投資ファンドのアドベント・インターナショナルとペルミラ・アドバイザーズが約140億ドルでの買収を発表し、2022年に取引が完了して非公開企業となった。現在も両ファンドを中心とする投資家グループの傘下にあり、フィッシング詐欺やAIを悪用した詐欺への対策など、日常的なインターネット利用に伴う脅威への対応を軸とした製品展開を続けている。

(2026.9.5更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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