MOU 【Memorandum of Understanding】

概要

MOU(Memorandum of Understanding)とは、当事者間で合意した内容を記した文書。「了解覚書」「基本合意書」等と訳される。合意内容、当事者名、締結日、署名や捺印などで構成される。

契約や条約などの正式な手続きに進む前に、合意事項を当事者間で共有するために作成される文書である。一般的には法的拘束力が無い合意文書を指し、取り決めを順守しなかった場合の罰則なども盛り込まない。

企業や個人の間の取引などで用いられることもあるが、正式な契約などのために議会の承認などの手続きを要する行政機関が当事者となる場合によく用いられる。国家間の交渉、国際機関と国家や民間団体の連携などでも用いられ、MOUの取り交わしをもって最終的な合意手続きとする場合もある。

(2023.10.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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