KYC 【Know Your Customer】
概要
KYC(Know Your Customer)とは、サービスを提供する事業者が、加入や取引を申し出た顧客の身元や実在性、連絡先などを確認すること。本人確認。契約時に本人が申し出た氏名や住所、生年月日、連絡先などの情報が真正で本人のものであることを確かめる。金融機関などの場合には法令等に照らして契約や取引が可能な相手かどうかを見極め、不適格な相手との契約を拒否する場合もある。
一般的な手順では国や地方自治体など公的機関が発行した書類(戸籍謄本や住民票など)や身分証(運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、健康保険証など)を利用して、窓口での提示や郵送(カード類の場合はコピーを用いる)で確認を行う。
日本を含む多くの国では銀行や証券会社、クレジットカード会社などの金融機関で口座を開設する際や、携帯電話会社などで回線契約を結ぶ際には法令上の本人確認義務が課されており、所定の内容を所定の方法で確認し、記録に残すことが求められる。
(2025.1.17更新)