読み方 : ケーディーディーアイワイドエリアバーチャルスイッチ

KDDI Wide Area Virtual Switch【WVS】

概要

KDDI Wide Area Virtual Switchとは、KDDIが提供する企業向け広域イーサネット型ネットワークサービス。企業の複数の拠点を同社の広域回線網を通じて結び、一つの巨大な仮想スイッチに接続しているかのような感覚で運用することができる。
KDDI Wide Area Virtual Switchのイメージ画像

複数の事業所やデータセンター広域網で結び、レイヤ2レベルでの通信を可能にする。利用者からは、物理的に離れた拠点が同一LAN上に存在するかのように見えるため、既存の社内ネットワーク構成やアドレス設計を大きく変更せずに広域接続を実現できる。

KDDIの閉域ネットワーク上で提供されインターネットを経由しないため、高い信頼性と安定した通信品質が確保される。帯域の柔軟な設計や冗長構成への対応により、業務システムの可用性を重視するビジネス用途に適した構成が可能である。主要なクラウドサービスへの直接接続やインターネットへの安全な接続機能も提供する。

2009年に開始されたWVSと、2014年に追加された機能強化版のWVS2がある。WVS2は同社のクラウドシステム上でセキュリティ機能を提供し、インターネット接続の安全性を高めつつ、企業ごとの接続ポリシーを柔軟に適用することができる。また、SDN(Software-Defined Network)技術を導入し、構成や設定を管理拠点から集中制御することができるようになり、帯域幅の変更などを迅速に行うことができる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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