読み方 : ジュリア
Julia
概要

Juliaは動的型付け言語でありながら、実行時にコードを最適化してネイティブコードへ変換するLLVMベースのJITコンパイル方式を採用している。Pythonなどのインタプリタ型言語のような柔軟な記述を維持しつつ、C言語のようなコンパイラ型言語に近い性能で計算を実行できる。
数値配列や線形代数演算が言語仕様として組み込まれている。多次元配列の操作や行列計算を、マルチスレッドや複数プロセスを利用した並列処理により効率よく実行することができる。関数は「多重ディスパッチ」機能に対応しており、同名の関数を引数の型の組み合わせによって異なる実装に振り分けることができる。
高速な数値計算を行いたい場合、従来はC言語やFortranなどで計算機能の中枢を担うライブラリを実装し、スクリプト言語などから呼び出して実際の計算を行う構成がよく用いられてきたが、Juliaでは単一の言語で全体を完結させることができる。パッケージ管理システムも備え、有志が公開している高度な機能を実装したライブラリを利用することもできる。