読み方 : ジャココ

JaCoCo【Java Code Coverage】

概要

JaCoCoとは、Javaプログラムのテストがどの程度コードを実行したかを測定するためのコードカバレッジ計測ライブラリ単体テスト結合テストの実行結果をもとに、どの部分が通過し、どの部分が未実行のままかを可視化でき、テストの網羅状況を把握することができる。
JaCoCoのイメージ画像

テストカバレッジとは、テストコードが対象のソースコードをどれだけ網羅しているかを示す指標である。カバレッジが高いほどテストによって実行されたコードの割合が多いことを意味する。

JaCoCoはJavaプログラムを対象に実行時の通過状況を収集し、命令、分岐、行、メソッドクラスといった単位でカバレッジ情報を集計する。例えば、あるメソッドが一度も呼ばれていない、条件分岐の片側しか通っていないといった状況を確認できるため、テストの不足箇所を見つけやすい。

JaCoCoは実行時に組み込まれるエージェントとして動作し、テスト中にバイトコードの実行状態を計測することでカバレッジデータを収集する。計測結果はHTMLXMLCSVなどの形式でレポートとして出力される。HTMLレポートではソースコードが色分けして表示されるため実行された行と未実行の行を視覚的に確認しやすい。

MavenGradleなどのビルドツールとの統合が容易であり、JUnitやTestNGなどのテストフレームワークとも組み合わせて使われることが多い。また、JenkinsGitHub ActionsなどのCI/CDパイプラインに組み込んで、カバレッジの自動計測と閾値チェックを行う運用も広く普及している。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。