読み方 : ジスキューにまん
JIS Q 20000
概要
JIS Q 20000とは、ITサービスマネジメントシステム(ITSMS)の要求事項を定めたJIS規格。組織が提供するITサービスの品質と継続的改善を体系的に管理するための枠組みを示している。

国際規格であるISO/IEC 20000に対応して制定された日本産業規格(JIS規格)であり、ITサービスを提供するためのサービスマネジメントシステム(SMS:Service Management System)の構築、運用、監視、見直し、改善に関する要求事項を定めている。
ITサービスを計画、設計、提供し、継続的に改善する一連の流れ(ライフサイクル)全体を対象としており、顧客(組織内であればIT利用部門)と合意したサービスレベルを安定的に提供することを目指す。インシデント管理、問題管理、変更管理、サービスレベル管理などのプロセスを統合的に管理する枠組みを提供している。
この規格は、品質やセキュリティなど様々な分野のマネジメントシステム規格に共通する構造に基づいて作成されている。他分野の規格と同じように、方針の策定、責任と権限の明確化、リスクへの対応、内部監査、マネジメントレビューなどを実施し、PDCAサイクルによる継続的な改善を図ることを求めている。
第三者機関による認証制度も存在し、適合が認められた組織は、自社のIT運用能力が国際水準にあることを対外的に証明できる。日本では、一般社団法人情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)が主催する「ITSMS適合性評価制度」が運用されており、申請すれば認証機関による審査を受けることができる。
関連用語
資格試験などの「JIS Q 20000」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平28秋 問56】 JIS Q 20000-1は,サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。