読み方 : アイオーティーゲートウェイ

IoTゲートウェイ【IoT gateway】

概要

IoTゲートウェイとは、IoTシステムの構成要素の一つで、各種センサーや装置とクラウド基幹システムの間に設置され、通信の中継やデータ変換、制御を担う機器のこと。異なる通信規格を橋渡しし、効率的かつ安全にデータを送受信できるようにする。
IoTゲートウェイのイメージ画像

IoT環境では、温度計や振動センサー、カメラ、産業機械など多様な機器がネットワークに接続されるが、これらは必ずしも同じ通信方式やプロトコルを用いているわけではない。IoTゲートウェイは、現場側のBluetoothZigbeeなどの方式と、インターネット側のイーサネットWi-Fi、5Gなどとの橋渡しを行い、外部サーバクラウドサービスへスムーズに通信できるようにする。

現場に近い場所でデータを処理する「エッジコンピューティング」を行うため、データの前処理やフィルタリング暗号化圧縮などの機能を提供する機器もある。膨大なセンサーデータをすべてクラウドへ送信すると通信負荷が高まるが、ゲートウェイ側で必要な情報だけを選別したり、異常値を検知して即座にアラートを出したりすることで、通信コストの削減とレスポンスの高速化を図ることができる。

外部ネットワークとの境界に位置するため、セキュリティ面での役割も重要である。認証アクセス制御ファイアウォール機能により、脆弱になりやすい内部側の装置を不正アクセスマルウェア侵入を防ぐ。産業分野では工場の制御ネットワークと企業ネットワークを分離しつつ連携させるための装置として利用されることが多い。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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