読み方 : インターコネクテッドワン

Interconnected WAN【IWAN】

概要

Interconnected WANとは、NTT東日本およびNTT西日本が法人向けに提供する統合型VPNサービス。最大100Gbpsまでの高速・大容量のネットワークを、距離や利用エリアによらず速度品目ごとに一律料金で利用できるネットワークサービスである。
Interconnected WANのイメージ画像

従来のサービスであった広域イーサネットビジネスイーサワイド」(BEW)の後継として2021年4月に開始された。従来の広域イーサネットサービスは距離やエリアに応じた料金が一般的だったが、このサービスでは速度品目ごとに全国一律料金で提供される。地方拠点から遠隔地のデータセンタークラウドサービスへ接続する際のコスト計算が分かりやすくなっている。

VPNの構成としては、OSI参照モデルレイヤ2でネットワークを分離するL2VPNと、レイヤ3でネットワークを分離するL3VPNの両方が提供される。L2VPNでは拠点間でイーサネットフレームを直接やり取りできるため、既存の社内ネットワーク構成をそのまま延伸するような使い方が可能である。L3VPNではIPルーティングにより拠点間の経路制御が行われる。通信経路のすべてをNTTグループが運用する閉域網で提供し、顧客ごとにVLAN技術を用いてネットワークを分離するため、専用サービスと同等の高いセキュリティが確保される。

信頼性の面では、故障回復時間や遅延時間稼働率、故障通知時間についてSLAサービス品質保証)が適用されており、規定値を超えた場合には一定率の料金が返還される。オプションとして、帯域超過時に重要度に応じてフレームを優先送信するQoS制御機能や、複数回線を束ねて仮想的に1本として扱うリンクアグリゲーション機能なども利用できる。また、「Multi Interconnect」という拡張サービスを通じて、Interconnected WANとフレッツ光を組み合わせた柔軟なVPN構成や、大手事業者のパブリッククラウドや他社データセンターとの閉域接続にも対応している。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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