読み方 : インテグレーテッドウェブサービス
Integrated Web Services【IWS】統合Webサービス・サーバー
概要

IBM i(旧AS/400)は金融や流通、製造などの業種で基幹業務システムとして広く導入されてきたプラットフォームで、RPG(Report Program Generator)やCOBOLで記述された業務プログラムや、同社の「Db2」(Db2 for i)によるデータベースが長年に渡って蓄積されている。これらの資産は従来、端末画面やバッチ処理からの利用を前提としており、外部システムとの連携には専用のミドルウェアや通信プログラムの開発が必要だった。
Integrated Web Servicesを使うと、既存のプログラムを大幅に改修することなくWebサービスのエンドポイントとして公開できる。外部からHTTP経由でリクエストを受け取り、対象プログラムを実行して結果を返す仕組みであり、JavaやPythonで開発されたWebアプリケーション、モバイルアプリ、クラウドサービスなどから、IBM i内部の処理やデータに直接アクセスできるようになる。
管理はWebブラウザベースのグラフィカルな操作画面(GUI)で行うことができる。公開したいプログラムを指定し、入出力項目のマッピングやセキュリティの設定を画面上で完結させられるため、コマンドライン操作の習熟は必須ではない。内部的にはSOAPの処理を「Apache Axis2」が、RESTの処理を「Apache Wink」がそれぞれ担当している。
また、Webサービスの公開だけでなく、IBM i上の業務アプリケーションから外部のWebサービスを呼び出す機能も備えている。これにより、社内の基幹システムとクラウドサービスを連携させるといった構成も可能になる。IBM i 7.1から標準機能として提供されており、追加ライセンスなしで利用できる。
(2026.6.13更新)