読み方 : アイティーエフコード

ITFコード【Interleaved Two of Five】

概要

ITFコードとは、主に物流や在庫管理の現場で段ボール箱などの外装箱に印刷されるバーコード規格。数字のみを扱うことができ、少ないスペースで多くの情報を表現できる。
ITFコードのイメージ画像

数字を効率よく符号化するために考案されたバーコード方式であり、二つの数字を一組として交互に符号化する。“Interleaved” とは「交互に織り込む」という意味であり、黒いバーと白いスペースの幅の組み合わせによって数字を表現する。各数字は五本のバー(黒)またはスペース(白)で構成され、そのうち二本が太く、残りが細い構成となることから “Two of Five” と呼ばれる。

流通業界では、集合包装された商品や段ボール単位での在庫管理、入出荷管理に広く用いられている。一般消費者向け商品の個別包装に印刷される「JANコード」とは用途が異なり、主として業務用の物流管理を目的とする。太い線と細い線の差がはっきりしているため、多少の印刷の滲みや汚れがあっても読み取りやすく、表面が粗い段ボール紙への印字に非常に適している。

実用上は、コードの周囲に太い枠線を付けた「ITF-14」という形式が用いられることが多い。ITF-14は国際的な商品識別体系に基づく14桁の数字を表し、「チェックデジット」と呼ばれる誤読検出用の数字も含まれる。外枠は「ベアラバー」と呼ばれ、印刷のかすれや読み取り方向のずれによる誤読、一部の数字だけを読み取ってしまう「部分読み」を防止する。

資格試験などの「ITFコード」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平22修1 問80】 標準物流シンボル(JIS X 0502)として,段ボールなど集合包装用に利用されているバーコードシンボルはどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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