読み方 : アイティーマネジメント

ITマネジメント【IT management】

概要

ITマネジメントとは、企業などの組織が情報技術(IT)に関わる経営資源を計画的に管理・運用し、経営目標の達成に役立てる取り組みの総体。IT戦略の策定から予算配分、システムの導入・運用、人材育成、情報セキュリティの確保まで、技術面と経営面の両方にまたがる様々な活動が含まれる。
ITマネジメントのイメージ画像

ITマネジメントでは、経営方針に沿ってIT投資の方向性を定め、システムの企画から開発、導入、運用、保守までの一連の流れを統括する。日常的な運用では、障害対応や性能監視、利用状況の分析などを通じて安定したサービス提供を維持することが求められる。

管理の対象は技術的な設備だけでなく、IT予算の策定や外部事業者との契約、担当部門の組織運営、利用者への教育なども含まれる。複数の部門が使う基幹システムクラウドサービスでは、利用ルールや権限管理を整備することも重要な業務となる。

企業活動における情報技術の位置付けは、時代の流れと共に変化してきた。かつてITは、給与計算や会計処理といった定型業務を効率化・自動化する手段に過ぎなかったが、インターネットの普及やデジタル技術の進展に伴い、事業の成否を左右する中核的な要素へと変わった。現在では収益性や市場での優位性がITの活用度合いに直結するため、技術と経営の双方の視点からITを統制する必要が生じている。

企業規模によってITマネジメントの推進体制は異なり、大企業では情報システム部門など専門の部署が中心となって管理を行う一方、中小企業では総務部門などに少数の担当者を置いたり外部事業者に運用を委託する場合も多い。組織全体のIT管理を体系化する手法として、ITサービスマネジメントITSM)の枠組みやITガバナンスプロジェクト管理などが組み合わせて用いられることもある。

(2026.7.1更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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