読み方 : アイエムイーパッド
IMEパッド
概要
IMEパッドとは、米マイクロソフト(Microsoft)社の日本語入力システム「Microsoft IME」に付属する文字入力支援ツール。読み方が分からない漢字や通常のキーボード入力では変換できない記号・特殊文字を、手書きや文字一覧などの方法で探して入力できる。

通常の日本語入力では、かなを打ち込んで漢字へ変換する方法が中心となる。利用者が読み方を知らない漢字や、人名・地名に使われる難読文字、旧字体などはこの方法では呼び出すことができないことがある。IMEパッドはこうした場面で利用される。
最もよく使われるのが手書き入力である。マウスや指、スタイラスペンで入力エリアに文字の形を描くと、一画ごとに筆跡が解析されて候補の漢字が一覧表示される。完全に正確な字形でなくても認識される場合が多く、候補にマウスポインタを重ねると読み仮名も確認できる。目的の文字が見つかったらクリックするだけで入力欄に挿入される。
手書き以外にも、漢和辞典と同じ要領で漢字を探す「総画数」と「部首」の機能がある。総画数では筆画の合計数を指定して該当する漢字を絞り込むことができ、部首では偏や冠などの部首から目的の漢字へたどり着ける。また「文字一覧」では通貨記号や数学記号、外国語文字など様々な特殊文字をUnicodeのカテゴリ別に一覧から選んで入力でき、「ソフトキーボード」は画面上の仮想キーボードをマウスでクリックして文字を打てる機能で、物理キーボードが使えない状況での代替手段にもなる。
IMEパッドは1998年のWindows 98においてMicrosoft IMEに初めて搭載され、以降の日本語版Windowsに標準で組み込まれてきた。Windows 10/Windows 11では、タスクバー右端のIMEアイコン(「A」または「あ」)を右クリックしてメニューから起動するか、ショートカットキーで呼び出すことができる。なお、Google日本語入力やATOKなど他のIME製品にもこれに似た手書き文字検索機能が用意されている。
(2026.7.13更新)