読み方 : エイチピーイー
HPE【Hewlett Packard Enterprise】ヒューレット・パッカード・エンタープライズ
概要

旧ヒューレット・パッカード社は様々な事業分野を持つ複合的な企業だったが、1999年に祖業の計測機器・分析機器事業をアジレント・テクノロジー(Agilent Technologies)社として分離し、2015年には事業を二分割して個人向けパソコンやプリンタ事業をHP社(HP Inc.)に、法人向け事業をHPEに継承した。
現在のHPEの主な製品分野として、企業向けサーバ「ProLiant」シリーズ、ストレージシステム、ハイパーコンバージドインフラ、子会社「Aruba」ブランドのネットワーク機器などがある。オンプレミス環境とクラウド環境を組み合わせたハイブリッドクラウドの構築支援にも力を入れている。
旧HP時代から独自の商用UNIX「HP-UX」およびこれを動作させるためのサーバ製品に強みがあり、世界の大企業や官公庁の基幹システムなどに多く採用されている。2019年にはスーパーコンピュータ大手の米クレイ(Clay)社を買収し、科学技術計算や物理シミュレーションなどのHPC(High Performance Computing)分野でも存在感を発揮している。
近年では、ハードウェア製品の「売り切り」型ビジネスから、計算資源をサービスとして提供する「Edge-to-Cloud」戦略への転換を図っている。その中核となるのが「HPE GreenLake」製品群で、企業などが自社内に導入・設置した同社製サーバやストレージを、クラウドサービスのように使った分だけ支払う従量課金制で利用できる仕組みである。企業は初期投資を抑えつつ、オンプレミスの安全性とクラウドの柔軟性を両立させることができる。