読み方 : グーグルフロー

Google Flow

概要

Google Flowとは米グーグル(Google)が提供するAI動画・画像生成サービス。文章や画像による指示から映像クリップや静止画像を生成し、登場人物や背景の見た目を保ったまま場面をつなげて、一貫したストーリー映像を作成することができる。
Google Flowのイメージ画像

利用者が場面や登場人物、カメラワークなどを自然な文章で指定すると、AIが画像や映像を生成する。静止画からの動画作成にも対応し、生成した素材は編集や再生成を繰り返しながら、複数の場面で構成される作品へと仕上げていくことができる。

内部では動画生成モデルの「Veo」、画像生成モデルの「Imagen」や「Nano Banana」、言語モデルの「Gemini」が連携して動作する。Geminiが利用者の指示を解釈し、ImagenやNano Bananaが必要な画像素材を生成し、Veoが映像へ変換する構造により、専門的な編集ソフトの知識がなくても、人物や物体の見た目を維持したまま複数の場面を作成できる。

同社および傘下のAI研究部門Google DeepMindが共同で開発したサービスで、2025年5月22日に開催されたGoogle I/Oで発表された。同月25日から提供が始まり、以降も画像生成や編集機能の強化、モバイルアプリへの対応といった機能拡張が続けられている。主な想定利用者は映像制作に携わるクリエイターだが、無料である程度利用できることもあり、ビジネス用途など様々な目的で利用されている。2026年時点で140か国以上に展開されている。

映像の生成や画像のレンダリング処理は同社が運用するクラウド上で行われるため、高性能なグラフィックス機能を備えた端末がなくても、Webブラウザスマートフォン用アプリから利用できる。有料プランには「Google AI Pro」と「Google AI Ultra」があり、上位プランほど高解像度の動画を多く制作できる。生成にかかる処理負荷に応じてAIクレジットを消費する仕組みで、大量の動画を生成すると相応の利用料がかかる。生成された画像や動画には、編集しても消えない電子透かしSynthID)が埋め込まれ、AI製であることを確認できるようになっている。

(2026.7.26更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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