読み方 : グーグルディープマインド

Google DeepMind

概要

Google DeepMindとは米グーグル(Google)社の持株会社アルファベット(Alphabet)社傘下で、AI人工知能)の研究開発を担う企業。前身はイギリスで2010年に設立されたディープマインド(DeepMind)社で、2014年にGoogle社に買収された後、2023年にGoogle社内のAI研究部門Google Brainと統合され、現在の体制となった。
Google DeepMindのイメージ画像

Google社のAI製品の基盤となる大規模言語モデルLLM)「Gemini」の開発を主導する部門である。Geminiはテキストや画像、音声を一元的に扱えるマルチモーダル機械学習モデルで、Google検索やAndroidGoogle WorkspaceGoogle Cloudなど様々な製品やサービスに組み込まれ、機能の高度化に活用されている。

研究面では、画像認識自然言語処理強化学習といった基盤技術に加え、囲碁でトップ棋士に勝利した「AlphaGo」や、自己対局のみで学習する汎用の対戦AI「AlphaZero」、タンパク質の立体構造を高精度に予測する「AlphaFold」など、AI研究を代表する成果を数多く生み出してきた。AlphaFoldは生命科学や創薬研究の分野でも広く利用されている。

近年では、数学的な問題解決を支援する「FunSearch」や、複数の作業を自律的に進めるAIエージェントプログラム作成を支援するAIなど、応用範囲を研究分野から実用領域へと広げている。ロボット制御の分野ではGPU最大手の米NVIDIA社と共同で物理演算エンジン「Newton」を開発するなど、他企業との連携も進めている。医療や創薬、気象予測、材料開発といった科学分野へのAI応用も推進している。

組織としては、AIの安全性や倫理に関する取り組みにも力を入れており、「AI Safety Summit」などの国際的な議論の場に参加している。開発プロセスの透明性確保や、責任あるAIの研究にも取り組んでおり、技術力だけでなく、AIの安全な普及に向けた姿勢も示している。

(2026.7.26更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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