読み方 : ギットハブコパイロット

GitHub Copilot

GitHub Copilotとは?

GitHubOpenAIが共同開発したAIコード補完ツール。開発者がコードを書く際に次の内容をリアルタイムで提案し、入力作業の効率化を支援する。Visual Studio CodeJetBrains製IDEなどに拡張機能として組み込んで使用する。
GitHub Copilotのイメージ画像

コードやコメントの文脈をAIが読み取り、続きのコードを自動生成する仕組みである。例えば、「ユーザー名とパスワード認証する関数」とコメントに書くだけで、その内容に沿った実装例が候補として表示される。開発者はそれを確認し、承認または却下の操作を行う。

内部ではOpenAI大規模言語モデルLLM)「OpenAI Codex」が用いられており、GitHubで公開されている膨大なオープンソースコードを学習した結果をもとに補完候補を生成している。PythonJavaScriptTypeScriptRubyなど主要な言語に対応し、定型的な処理や繰り返し現れるパターンに対して精度の高い提案を返しやすい。不慣れな言語や技術を扱う際にも、適切な書き方の手本がすぐに示されるため、調査や記憶の負担が軽減される。

2022年の正式公開以来、度々機能追加が行われており、コード補完に留まらず、チャット形式でコードの説明を求めたり、バグの修正方法を尋ねたりすることもできるようになっている。テストコードの自動生成やコードレビュー支援にも対応しており、開発作業全体をカバーするツールへと機能が拡大している。

利用は有料のサブスクリプション制だが、学生や認定オープンソース開発者には無料プランも用意されている。企業向けプランでは、コードの送信範囲の制御やポリシー設定といった管理機能が追加される。一方、生成されたコードが常に正確・安全であるとは限らず、内容を確認・精査する責任は開発者側にある。学習データに含まれるコードの著作権ライセンスをめぐる議論も続いており、提案をそのまま採用するのではなく、理解した上で取捨選択する姿勢が求められる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。