読み方 : ジーピーティーさんてんご

GPT-3.5【Generative Pre-trained Transformer 3.5】

GPT-3.5とは?

オープンAIOpenAI)社が2022年に発表した大規模言語モデルLLM)。GPT-3を発展させたモデルで、同年にリリースされた対話型AIサービス「ChatGPT」の初期モデルとして用いられ広く認知された。文章生成質問応答、翻訳、要約、コード生成など多様な言語処理に対応する。
GPT-3.5のイメージ画像

GPT-3からの主な改善点は、人間のフィードバックを学習に反映する調整手法の導入である。AIが生成した複数の回答を人間が評価し、より適切な回答を選ぶ訓練を繰り返すことで、有害な出力を抑え、指示への追従性を高めた。この手法はOpenAIが先行して発表した「InstructGPT」の延長線上にある。

一方で、誤った内容をもっともらしく生成する「ハルシネーション」(hallucination幻覚)と呼ばれる現象は残っており、出力内容の確認は引き続き必要とされた。会話の前後関係を比較的長く維持できるようになったことで、一問一答に留まらない連続的な対話も可能になった。

ChatGPTへの採用により、GPT-3.5は一般利用者に広く普及した。ChatGPTは公開からわずか2か月で月間利用者数が1億人を超え、「生成AI」(generative AI)という言葉が社会に浸透するきっかけとなった。メール作成、学習支援、プログラミング補助など幅広い用途で活用され、企業によるチャットボットや顧客対応ツールへの導入も相次いだ。

GPT-3.5はソフトウェアから機能を呼び出すことができるAPIとしても提供されており、多数のアプリケーションやサービスに組み込まれた。いくつかの派生モデル(バリアント)も提供され、代表的なバリアントである「GPT-3.5 Turbo」は応答速度とコスト効率に優れ、2023年3月のGPT-4公開後も実用的な選択肢として使われ続けた。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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