読み方 : フォーティネット

Fortinet

概要

Fortinetとはネットワークセキュリティ機器および関連サービスを開発・提供する米国のIT企業。2000年に設立され、本社はカリフォルニア州サニーベールに置く。企業や官公庁、教育機関など世界50万以上の組織に製品が導入されている。
Fortinetのイメージ画像

主力製品はセキュリティアプライアンスの「FortiGate」(フォーティゲート)である。ファイアウォールを中核に、不正侵入の検知・防御(IDS/IPS)、Webアクセス制御マルウェア対策、暗号化通信の検査など複数の機能を一台に統合したセキュリティ機器で、企業のインターネット接続口や拠点間通信の保護に用いられている。

FortiGateには、同社が独自開発した専用プロセッサ「FortiASIC」が搭載されている。暗号化処理やパケット検査を専用回路で実行することで、通信速度を落とさずに高度なセキュリティ処理を維持できる。この仕組みにより、大量の通信が発生するデータセンターや大規模な企業ネットワークでの運用にも対応している。

FortiGateのほか、メールセキュリティの「FortiMail」、ログ収集・分析の「FortiAnalyzer」、複数製品の一元管理を行う「FortiManager」、無線LANアクセスポイントの「FortiAP」など様々な製品がある。これらは共通のオペレーティングシステム(OS)「FortiOS」上で動作し、管理情報や脅威情報を相互に共有しながら連携する。この統合的なアーキテクチャは「セキュリティファブリック」(Security Fabric)と呼ばれ、同社製品群を貫く基本的な設計思想となっている。

同社は独自の脅威調査組織「FortiGuard Labs」を世界各地に設置しており、新たなマルウェア脆弱性の情報をリアルタイムで収集・分析して製品へ配信している。近年ではリモートワーククラウド利用の拡大に対応するため、ゼロトラストSASEの分野にも製品を広げている。日本法人のフォーティネットジャパン合同会社は2002年に設立され、東京都港区に本社を置く。

(2026.7.13更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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