読み方 : イーエフアイシステムパーティション

EFIシステムパーティション【ESP】EFI System Partition

概要

EFIシステムパーティションとは、ストレージ上の特殊な制御領域の一つで、UEFIファームウェアオペレーティングシステム(OS)を起動する際に必要なブートローダや設定データなどを格納するための場所。ハードディスクSSDの内部にOS本体とは独立して作成され、通常はFAT32形式でフォーマットされる。
EFIシステムパーティションのイメージ画像

コンピュータの電源を入れると、ファームウェアはまずEFIシステムパーティションを参照し、格納されているブートローダを読み込む。ブートローダOSカーネルなどを順に読み込み、OSの起動処理を開始する。

WindowsやmacOS、各種Linuxディストリビューションなどは、インストール時にこの領域を自動的に作成する。Windows環境ではエクスプローラーなどには表示されず、ドライブレターも割り当てられない。

一台のストレージに複数のOSをインストールしている場合でも、EFIシステムパーティションは共有されることが多い。各OS用のブートローダは同じパーティション内に別々に格納され、ファームウェアが起動時にどれを実行するかを選択する仕組みになっている。誤ってこの領域を削除したり内容を破損したりすると、OS本体やデータが無事であっても起動できなくなることがある。

従来のBIOSMBRMaster Boot Record)を組み合わせた方式では、ストレージ先頭の限られた領域にブートコードを書き込んでいた。UEFIではEFIシステムパーティション内の実行ファイルを直接読み込む方式に変わり、大容量ストレージへの対応や複数OSの共存が容易になった。この方式はGUIDパーティションテーブルGPT)と組み合わせて使われることが一般的であり、現在市販されている多くのパソコンやサーバで標準的な構成となっている。

(2026.7.5更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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