読み方 : ディムぶん
DIM文【DIM statement】
DIM文とは?

DIM文を記述すると、実行環境は指定されたデータ型に応じた量のメモリ領域を割り当てる。整数型であれば数バイト、文字列型や浮動小数点数型であればより大きな領域が確保される。以降の処理では、宣言した名前を通じてデータの読み書きが行える状態となる。
「DIM」はもともと “dimension” (次元)の略で、QuickBASICなど初期の処理系では配列を宣言するための構文だった。現在は単体の変数を宣言することが多いが、要素数を指定することで配列を定義することができる。同じ名前で変数をまとめて確保し、番号(添字)で個々の値を読み書きすることができる。
DIM文によって宣言された変数は、記述した場所によって有効範囲(スコープ)が決まる。関数やプロシージャの内部で宣言した変数はローカル変数となり、その処理が終了すると同時にメモリから解放される。モジュールの先頭など、手続きの外側で宣言した場合は複数の処理から共有して利用できる。型を省略すると、代入文を併用した場合は代入値の型、それ以外はVBAではVariant型、.NETのVBではObject型で定義される。
1970~80年代の初期のBASIC環境では変数を事前に宣言せず使用できる言語や処理系が一般的だった。しかし、変数名の入力ミスによる不具合が起きやすく、ソフトウェアの規模が拡大するにつれて明示的な宣言を推奨する流れが強まった。現在のVisual BasicやVBAでは、DIM文による変数宣言が基本的な記述作法として定着している。