読み方 : カテゴリエイトケーブル
Cat8ケーブル【カテゴリ8ケーブル】Category 8 cable
概要

2016年にANSI/TIA-568-C.2-1として標準化された規格で、前世代のCat7(600MHz)やCat6A(500MHz)と比べて大幅に高い帯域幅を持つ。伝送距離は最大30メートルに制限されており、一般家庭や企業のフロア間配線といった長距離配線には向かない。
構造上の特徴として信号線のシールド(金属被覆)が必須とされており、「S/FTP」構造または「F/FTP」構造をとる。各ペアをアルミフォイルで個別にシールドし、さらにケーブル全体を編組シールド(S/FTPの場合)またはフォイル(F/FTP)で覆うことで、高周波数帯での外部ノイズの影響を抑えている。シールドの接地が適切に行われないと性能を発揮できないため、対応したシールドコネクタやパッチパネルとの組み合わせが必要となる。
コネクタは従来のRJ45互換のものと、Cat8ケーブル専用の「ARJ45」(Augmented RJ45)の2種類が規格で定められている。市販のCat8ケーブルの多くはRJ45コネクタを採用しており、既存のネットワーク機器とそのまま接続できる。施工面では、太めで柔軟性が低いケーブルが多く、取り回しには注意が必要である。コネクタの接続や曲げ半径を守ることで、性能低下や信号損失を防ぐことができる。
一般的なオフィスや家庭などの環境では10Gbps(10GbE)まで対応可能なCat6AケーブルやCat7ケーブルで十分なケースがほとんどであり、Cat8ケーブルは40Gigabit Ethernetなど高速なイーサネットを利用するデータセンターや高性能コンピューティング環境(スーパーコンピュータなど)向けの用途に限定される。