CardBus

概要

CardBusとは、ノートパソコンなどに機能を追加する小型のICカード規格「PCカード」の拡張仕様で、本体との接続仕様にPCIバスを採用したもの。

当初のPCカード規格は本体との接続に16ビット幅のISAバスが使われていたが、パソコン製品の多くが32ビット幅のPCIバスに移行したため、PCカード規格でもインターフェースPCI化したCardBusが策定された。

最大転送速度は132MB/sで、デスクトップ型タワー型パソコンで使われるPCIバスと同じ性能である。カードや端子のサイズ、形状は従来型とほぼ同じだが、信号の形式が異なるためCardBus非対応の古いスロットなどにはCardBusのみ対応のカードは挿さらないようになっている。

ISAバスでは性能が不足する100BASE-TX対応LANカードなどで利用された。後継規格としてPCI Express規格に基づく「ExpressCard」が策定されたが、カードの形状や端子の仕様なども変更されており、直接の互換性はない。

(2023.1.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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