読み方 : クロードエムディー

CLAUDE.md

概要

CLAUDE.mdとはAIコーディング支援ツール「Claude Code」が作業開始時に自動で読み込む、プロジェクト固有の指示を記述したMarkdown形式のテキストファイル。コードの規約や開発方針、ビルド手順などをあらかじめ記述しておくことで、Claude Codeに毎回同じ説明を繰り返す手間を省ける。
CLAUDE.mdのイメージ画像

Claude Codeは対話形式で指示を受けながらコードの生成や修正を行うが、各セッションは新しいコンテキストとして開始されるため、本来なら前提条件を都度伝え直す必要がある。CLAUDE.mdに記述した内容はファイルとして残り、次回以降のセッションでも自動的に参照される。

記述する内容としては、使用する言語やフレームワーク、テストの実行方法、命名規則やコーディングスタイルなど、開発を進める上で繰り返し必要になる情報が中心である。「ソースコードを変更したらテストを実行する」といった具体的な決まりも記述できる。内容は強制的に適用される設定ではなく、Claude Codeが参考にする文脈情報として扱われる。

配置場所はプロジェクトルートディレクトリが一般的だが、個人用の設定や組織全体の規約など、目的に応じて複数の階層に置くことも可能である。Claude Codeは作業対象のディレクトリから親方向へ再帰的にCLAUDE.mdを探索し、見つかったファイルをすべて連結してコンテキストに読み込む。これにより、プロジェクト全体の共通ルールと特定のディレクトリだけに適用する指示を組み合わせて利用できる。

作成にあたって専門的な知識は不要で、通常のMarkdown文書と同じようにプレーンテキストとして見出しや文章を使い、平易な自然文で記述すればよい。この手法は、AIに対する指示文を入力として与えるプロンプトエンジニアリングの一種であり、開発環境の状況をAIに共有する目的で活用される。記述量を増やしすぎると重要な指示が埋もれる場合もあるため、日常的に必要となる情報に絞って整理することが望ましいとされている。

(2026.8.31更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。