読み方 : シーディーオー

CDO【Chief Digital Officer】Chief Data Officer

概要

CDOとは、企業などの組織で、デジタル化データ活用を統括する最高責任者の役職名である。役員の職責の一つで、文脈によって「Chief Digital Officer」(最高デジタル責任者)、あるいは、「Chief Data Officer」(最高データ責任者いずれかの意味を持つ。

最高デジタル責任者 (Chief Digital Officer)

最高デジタル責任者は、デジタル技術を駆使して既存のビジネスモデルを革新し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する役割を担う。主な任務は、顧客体験の向上や新規事業の創出、さらには組織全体の文化やプロセスの刷新である。

IT部門がシステムの導入や安定運用に責任を持つのに対し、最高デジタル責任者はデジタル技術をいかに収益や競争力の向上に結びつけるかという戦略的側面に重きを置く。部門を横断して変革を主導するため、技術的な知識だけでなく、リーダーシップや経営的な視点が強く求められる。

最高データ責任者 (Chief Data Officer)

最高データ責任者は、企業が保有するデータ資産の管理と活用を統括する責任者である。データ品質管理やガバナンス、プライバシー保護といった守りの側面から、蓄積したデータを分析して経営判断に活かすという攻めの側面までを幅広く担当する。

各部門に分散して存在するデータを統合し、正確性や一貫性を確保した上で、意思決定や業務改善に活用できる形に整備する役割を担う。法規制への対応や内部ルールの策定も重要な任務であり、リスク管理の観点からも組織横断的な権限を持つことが多い。データ駆動型経営の基盤を構築する役職と位置づけられる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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