読み方 : ブルースカイ

Bluesky

Blueskyとは?

アメリカの公益法人ブルースカイ・ソーシャル(Bluesky Social PBC)が運営する分散型SNS。旧Twitter(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏らが2019年に発案し、当初はTwitter社内プロジェクトとして組織されたが、2021年に分社化・独立した。2023年1月にスマートフォン向けアプリの配信が始まり、2024年2月に招待制を廃止して一般公開された。
Blueskyのイメージ画像

画面構成や基本操作は旧Twitter、Xに近く、テキストや画像、動画、外部リンクの投稿、返信、リポスト、「いいね」といった機能を備える。タイムライン形式で他の利用者の投稿が流れ、フォロー関係に基づいて表示される。ユーザー名には独自ドメインを設定でき、組織や個人が自身の身元を客観的に証明する手段にもなる。

Xをはじめとする多くの商用SNSとの最大の相違は、サーバの管理体制にある。Xなどではすべてのデータを運営企業が一元管理する中央集権型を採用しているのに対し、Blueskyは利用者それぞれが独自のサーバーを持ち、複数のサーバが協調して一つのSNSを構成する分散型を採用している。

技術基盤には「AT Protocol」が用いられており、利用者の識別情報や投稿データが単一のサーバに縛られない構造を持つ。データポータビリティ可搬性)も確保されており、将来的に別のサービスへ移行する際もフォロワーや投稿履歴を維持したまま移動できる仕組みを目指している。

また、Xなど通常のSNSでは運営会社が定めたアルゴリズムに従って投稿が表示されるが、Blueskyでは外部が作成したフィードを追加して利用できる。特定の話題だけを集めたフィードや時系列順を重視したフィードなど、利用者ごとに異なる情報表示を構成できる。投稿の評価(モデレーション)についても、利用者自身がフィルターを導入したり、外部が提供するラベル付けサービスを利用したりできるなど、運営会社だけでなく利用者や第三者も情報整理に関与できる構造になっている。

オープンソース方式を採用し「ビリオネアプルーフ」(億万長者が買収して好き勝手するのを防ぐ)を社是として掲げており、意図しない買収リスクを抑える設計になっている。広告は表示されず、ユーザーデータが広告ターゲティングに利用されない方針も掲げている。招待制廃止後に利用者数が急増し、2026年5月時点の利用者数は全世界で4,400万人を超えている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。