読み方 : ビットバケット

Bitbucket

概要

Bitbucketとは豪アトラシアン(Atlassian)社が提供する、ソースコードをチームで管理・共同開発するためのWebサービス。分散型バージョン管理システムの「Git」に対応し、リモートリポジトリホスティング機能などを提供する。
Bitbucketのイメージ画像

利用者はBitbucket上にGitリポジトリを作成し、手元の環境で加えた変更をリモートリポジトリへ送信することでチームメンバーと共有することができる。Gitを通じて過去の状態への復元や変更履歴の比較も容易に行える。

複数人で開発する際は、機能追加や不具合修正を独立したブランチで進め、完了後にメインのコードへ統合するのが一般的な流れである。統合前には「プルリクエスト」(pull request)を作成し、他のメンバーがコードの内容を確認・承認してから取り込む仕組みになっており、バグの混入を防ぎながらコードの品質を維持できる。

同社が提供する他製品との連携が緊密に実装されており、課題管理システムの「Jira」と組み合わせると、Jira上のタスクとBitbucketのブランチコミットプルリクエストを自動的に紐付けて追跡できる。ドキュメント管理ツールの「Confluence」とも連携でき、課題、設計資料、ソースコードを関連付けながら開発を進められる。

「Bitbucket Pipelines」というCI/CDパイプライン継続的インテグレーション/継続的デリバリー)機能を内蔵しており、ソースコードのプッシュを契機に自動でビルド・テスト・デプロイを実行するパイプラインを構築できる。提供形態はクラウド版の「Bitbucket Cloud」と、自社環境へ導入するオンプレミス向けの「Bitbucket Data Center」がある。

2008年にサービスが開始され、当初はGitに加えて「Mercurial」というバージョン管理システムにも対応していたが、Gitの普及に伴い2020年にMercurialのサポートを終了し、現在はGit専用のサービスとなっている。競合サービスとしては「GitHub」や「GitLab」があり、基本的なソースコード管理や共同開発の機能は共通するが、BitbucketはJiraやConfluenceとの統合運用を前提とした開発環境で採用されることが多く、企業における大規模チーム開発の現場などで導入されている。

(2026.7.13更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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