Bitbucket
概要

利用者はBitbucket上にGitリポジトリを作成し、手元の環境で加えた変更をリモートリポジトリへ送信することでチームメンバーと共有することができる。Gitを通じて過去の状態への復元や変更履歴の比較も容易に行える。
複数人で開発する際は、機能追加や不具合修正を独立したブランチで進め、完了後にメインのコードへ統合するのが一般的な流れである。統合前には「プルリクエスト」(pull request)を作成し、他のメンバーがコードの内容を確認・承認してから取り込む仕組みになっており、バグの混入を防ぎながらコードの品質を維持できる。
同社が提供する他製品との連携が緊密に実装されており、課題管理システムの「Jira」と組み合わせると、Jira上のタスクとBitbucketのブランチやコミット、プルリクエストを自動的に紐付けて追跡できる。ドキュメント管理ツールの「Confluence」とも連携でき、課題、設計資料、ソースコードを関連付けながら開発を進められる。
「Bitbucket Pipelines」というCI/CDパイプライン(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)機能を内蔵しており、ソースコードのプッシュを契機に自動でビルド・テスト・デプロイを実行するパイプラインを構築できる。提供形態はクラウド版の「Bitbucket Cloud」と、自社環境へ導入するオンプレミス向けの「Bitbucket Data Center」がある。
2008年にサービスが開始され、当初はGitに加えて「Mercurial」というバージョン管理システムにも対応していたが、Gitの普及に伴い2020年にMercurialのサポートを終了し、現在はGit専用のサービスとなっている。競合サービスとしては「GitHub」や「GitLab」があり、基本的なソースコード管理や共同開発の機能は共通するが、BitbucketはJiraやConfluenceとの統合運用を前提とした開発環境で採用されることが多く、企業における大規模チーム開発の現場などで導入されている。