読み方 : アップロッカー
AppLocker
概要

AppLockerでは、実行ファイル(.exe)やWindowsインストーラ(.msi/.msp)、スクリプト(.ps1/.batなど)、DLLファイル、パッケージアプリ(ストアアプリ)を制御対象にすることができる。各ファイル種別に対して許可または拒否のルールを設定する。
ルールの条件として、発行元(デジタル署名の情報)、ファイルのパス、ハッシュ値の三つを利用できる。発行元を条件にした場合、ソフトウェアがバージョンアップされてもルールがそのまま適用されるため、更新の度に設定を変更する手間が省ける。
実際の導入時には、「監査モード」を活用するのが一般的である。このモードでは実行制限を行わず、ルールを適用した場合に遮断されるプログラムをログに記録するだけに留める。管理者はこの記録をもとに業務への影響を確認した上で、本格的な適用に移行できる。
AppLockerはグループポリシーを通じて設定を配布できるため、Active Directory環境で複数のパソコンを一括管理する用途に適している。ユーザーやグループごとに異なるルールを設定することも可能である。ただし、利用できるWindowsのエディションは「Enterprise」や「Education」などの大規模環境向けエディションに限られており、「Home」や「Pro」では動作しない。Windows 11以降では新たに導入された「ビジネス向けアプリコントロール」(旧Windows Defenderアプリケーション制御)への移行が推奨されている。
(2026.7.7更新)