読み方 : アパッチジェーメーター
Apache JMeter
概要

Javaで開発されたGUIアプリケーションであり、WindowsやmacOS、Linuxなどで動作する。利用者が「テストプラン」と呼ばれる設定ファイルに、シナリオやリクエスト内容、ユーザー数、実行時間などを定義して、これを元にソフトウェアが自動的に試験を実施する仕組みである。
仮想的なユーザーによる操作を並列に実行することで、サーバやアプリケーションの同時アクセス時の応答時間や処理能力を測定できる。結果はグラフや表形式で可視化され、応答時間の分布、スループット、エラー発生率などの指標を確認できる。単純なリクエスト送信から複雑なシナリオの再現まで幅広く対応でき、ループや条件分岐、パラメータ化による入力データの変更も可能である。
大規模な負荷をかける場合は、複数のマシンにJMeterを分散配置し、1台の「コントローラー」が複数の「ワーカー」を束ねて並列実行する分散テストモードを使う。対応するプロトコルはHTTPとHTTPSに留まらず、FTP、JDBC(データベース接続)、LDAP、SMTP、JMS(Java Message Service)、WebSocketなど幅広い。REST APIやSOAPなどWeb APIのテストにも使われる。
テスト結果はCSV形式またはXML形式で保存でき、後からGrafanaなどの可視化ツールと組み合わせて分析することも容易となっている。プラグインを導入することで、機能を拡張して異なる形式のレポート作成や外部システムとの連携も行える。コマンドラインモードでの実行も可能であり、自動化されたテストやCI/CDパイプラインに組み込んで継続的なパフォーマンス評価を行うこともできる。