Alt+Enter
概要
Alt+Enterはオペレーティングシステム(OS)が共通の挙動を定めているわけではなく、アプリケーションごとに異なる動作が割り当てられている。テキスト入力枠内での改行挿入や全画面表示への切り替えなどが割り当てられていることが多い。
入力枠内での改行
Microsoft Excelなどの表計算ソフトでは、セルの編集中にAlt+Enterを押すことで、セル内に改行を挿入できる。通常のEnterキーを押すと入力が確定して次のセルへ移動するが、Alt+Enterを使うことで同じセルの中に複数行のテキストを収めることが可能である。住所や備考のように改行を含む文字列を一つのセルに入力したい場面で利用される。
ウィンドウの全画面表示
ゲームソフトやコマンドプロンプトなど、画面表示を伴う一部のアプリケーションでは、ウィンドウ表示と全画面表示を切り替える操作としてAlt+Enterが使われる。キーボードによる操作中に手を離さずに表示形式を変更する手段として定着している。なお、現在のWindowsではコマンドプロンプトでの全画面切り替えは利用できず、この機能は動作しない。
ファイルのプロパティ表示
Windowsのデスクトップやエクスプローラーでは、ファイルやフォルダを選択した状態でAlt+Enterを押すと、その項目のプロパティ画面が開く。名前や種類、保存場所、サイズ、更新日時、アクセス権といった情報を確認でき、一部の設定を変更することもできる。右クリックメニューから「プロパティ」を選ぶ操作と同じ機能をキーボードのみで呼び出せる。
IDEのコード補完
ジェットブレインズ(JetBrains)社製の「IntelliJ IDEA」など統合開発環境(IDE)では、Alt+Enterを押すとコード上の問題箇所や改善候補を検出して修正案を一覧表示する「クイックフィックス」(quick fix)機能を呼び出すことができる。エラーの修正やリファクタリングを素早く行う手段として広く使われている。
