読み方 : エーピーエフエス
APFS【Apple File System】
概要

同社のOS製品では従来「HFS+」というファイルシステムを標準的に利用していたが、SSDやモバイル端末の内蔵フラッシュストレージなどフラッシュメモリの利用が一般的となり、これを前提とした新たなファイルシステムとしてAPFSが開発された。2017年に発表され、macOS High Sierra以降のmacOS、同時期以降のiOS(iPad OSなど派生製品を含む)で標準採用されている。
大きな特徴の一つは「コピーオンライト」方式を採用で、大容量のファイルや多数のファイルの複製も瞬時に完了する。複製に対して変更が加えられる際に初めて実際のコピーが発生する仕組みである。これを利用してスナップショット機能も実装され、ある時点のファイルシステムの状態を効率的に保存できる。バックアップや復元処理を高速に行うことが可能である。
強力な暗号化機能を標準で備え、単一鍵だけでなく、複数鍵による暗号化にも対応する。ファイル単位やボリューム単位でのデータ保護が可能である。また、「コンテナ」(仮想化のコンテナとは異なる)という記憶領域の管理単位を導入し、複数のボリュームが空き容量を柔軟に共有できる設計となっている。固定的に容量を分割する必要がなくなり、記憶容量の利用効率が向上している。