読み方 : エーピーシー

APC

APCとは?

無停電電源装置UPS)の分野で世界的なシェアを持つブランド。現在はフランスの多国籍企業シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)社傘下で、同社の電源管理・保護ソリューションの主力ブランドとして展開されている。
APCのイメージ画像

APCの製品はサーバネットワーク機器、パソコンなど様々な機器の電源保護を目的とする。UPSは停電や瞬断、電圧変動などの電源障害が発生した際に内蔵バッテリーからの給電へ切り替え、機器の安全なシャットダウンに必要な時間を確保する。商用電源のノイズ除去や落雷による過電圧からの保護機能を備える製品もある。

製品ラインナップとしてUPSの他にも、配電装置(PDU)、ラック筐体、冷却設備、管理ソフトウェアなどがある。これらを組み合わせることで、サーバや通信機器を収容する設備全体の電源・環境管理を行える。UPS製品は家庭や小規模オフィス向けの小型モデルから大規模データセンター向けの大容量システムまで揃っている。

代表的な製品シリーズとして、家庭・小規模オフィス向けの「Back-UPS」、サーバ環境向けの「Smart-UPS」、大規模データセンター向けの「Symmetra」がある。なかでもSmart-UPSは企業システム向けUPSの定番として普及しており、専用の管理ソフトウェア「PowerChute」と連携することで、ネットワーク経由でのUPS稼働状態の監視や、停電時における複数サーバの自動シャットダウンといった運用が可能になる。

1981年にアメリカで設立された同名企業(APC Inc.)が源流である。当初は太陽光発電の研究開発を手がけていたが、その後UPSの製造・販売へ転換し、個人向けから業務用まで高いシェアと知名度を獲得した。2007年にシュナイダーエレクトリックに買収され、現在は「APC by Schneider Electric」という製品ブランドとして展開されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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