読み方 : エーダス
ADAS【Advanced DriverAassistance Systems】先進運転支援システム
概要
ADASとは、自動車の安全運転を支援するために、各種センサーや制御技術を用いて運転者を補助するシステムの総称。事故の防止や運転負荷の軽減を目的としている。

カメラやミリ波レーダー、超音波センサー、LiDARなどの装置で車両周辺の状況を検知し、その情報を車載コンピュータが解析して制御を行う仕組みである。代表的な機能としては、前方車両との衝突の危険を検知して自動でブレーキを作動させる自動ブレーキ、車線からの逸脱を警告または補正する車線維持支援(レーンキープアシスト)、一定の車間距離を保ちながら速度を制御するアダプティブクルーズコントロールなどがある。
ADASは運転操作を完全に代替するものではなく、あくまで運転者の認知や操作を補助する役割を担う。完全な自動運転技術へ発展する途中の段階として位置付けられ、レベル0からレベル5の6段階で表される国際的な自動運転レベルではレベル1~2の初期から中間段階に該当する。
ADASの搭載により事故の発生率の低下や損害の軽減が数字として確認されるようになっており、自動車保険の保険料算定や交通政策における安全基準の策定などにも影響を与えている。乗用車だけでなくトラックやバス、建設機械など多様な車両にも搭載が進んでおり、長距離トラックや高速バスなどで職業ドライバーの運転負荷の軽減や安全性向上にも寄与している。