読み方 : エーワンけいしき
A1形式【A1 reference style】
概要
A1形式とは、表計算ソフトにおいて、セルの位置を列のアルファベットと行の数字の組み合わせで表す記法。2行目の3列目を「C2」のように書き表す方式で、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートなどで最も一般的に用いられる記法である。

列方向を A、B、C… とアルファベットで、行方向を 1、2、3… と数字で表す。両者を組み合わせ、例えば「B3」であれば「B列の3行目」のセルを指す。列は「Z」まで進むと AA、AB、AC… と二文字になり、「ZZ」 の後は AAA、AAB… と続く。Excelの場合、最大列はXFD列(16,384列)まで対応している。画面上部の列見出しと左端の行見出しがそのままセル参照の記法に対応しているため、直感的に位置を把握しやすい。
A1形式のセル参照には「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の三種類がある。相対参照は「B3」のように記述し、数式をコピーすると参照先がコピー先に合わせて自動的にずれる。絶対参照は「$B$3」のように列と行の前にそれぞれ「$」を付けて記述し、コピーしても参照先が固定されたまま変化しない。複合参照は「$B3」や「B$3」のように列または行の一方だけを固定する形式で、掛け算の九九表のような二次元の表を作成する際などに利用される。
一方、もう一つのセル参照記法として「R1C1形式」も存在する。A1形式は行・列をともに数字で表し、相対参照の変化量を角括弧で明示する方式だ。「R3C2」ならば4行目の2列目、「R[2]C[1]」ならば2行下の1列右を表す。VBAやマクロなど、数値による行や列の指定が多い場面で用いられることがあるが、通常の操作ではA1形式が標準として使われる。