読み方 : エーオート
A-AUTO
概要
A-AUTOとは、コンピュータシステムにおける定型的な業務処理を自動化し、一括で実行するためのジョブ管理ツール。株式会社ユニリタが開発・販売しており、国産の運用管理ソフトウェアとして長い歴史を持つ。メインフレームからオープン系システムまで幅広く対応している。

金融機関などの情報システムでは、大量のデータを夜間や週末などにまとめて集計したり、データのバックアップを取ったりする「バッチ処理」が不可欠だが、これらを人間が手作業で実行するのは非効率であり、ミスも発生しやすい。
A-AUTOはこのような定型的な処理を管理するツールで、システム規模によっては数千から数万に及ぶ複雑な作業の実行順序や開始条件をあらかじめ登録しておくことで、定められた時間に正確に処理を進行させることができる。運用担当者が24時間体制で監視し続けなくとも、安定したシステム運用が可能となる。
作業同士の「待ち合わせ」や「依存関係」を厳密に制御でき、「売上データの集計が終わらなければ請求書の発行処理を開始しない」といった先行・後行の関係を定義できる。一部の処理でエラーが発生した場合には、後続の作業を自動的に停止させたり、あらかじめ設定した回復処理を起動したりすることで、処理やデータの整合性を保つことができる。
マルチプラットフォーム環境での一元管理にも優れており、古くから導入されているメインフレームと、現代的なWindowsやLinuxなどのサーバ、クラウドサービスなどが混在する環境においても、それらを跨いだ一連のジョブフローを一つの画面で可視化し、制御することができる。前身の「AUTO」は1975年から利用されており、長年の運用ノウハウの蓄積によって、日本のビジネス習慣に合わせたカレンダー設定や、複雑なスケジュール変更などにも柔軟に対応できる。